感想『ひとりで学べる中国語会話 川原祥史/著』

中国語がまったくの初めての超初心者向け入門書です。

本書の中でも、「初心者より以前の初心者」を対象にしていると書かれています。

ですので、内容が易しいだけなく、とても優しく中国語の世界に導いてくれます。

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「ひとりで学べる中国語会話」の特徴

CD付で「ゆっくりスピード」で読んでくれる

慣れていない外国語を聞くとき、それが普通のスピードでも、私たち初学者からすれば、速すぎてどの字どう発音しているのか、さっぱり分かりません。

そこで、本書に付いているCDでは1フレーズに対して「ゆっくりスピード」と「ノーマルスピード」が用意されています。

「ゆっくりスピード」では一語一語ゆっくり丁寧に発音してくれるので、どの字をどう発音しているのかが、ものすごく理解しやすいです。

超基礎である最低限の基本文法を42フレーズで教えてくれる

会話をする上で絶対欠かせない超基本文法を厳選して42フレーズで構成されています。

最小限の文法をまずは覚えることで、中国語に対して、「何も知らない」から「少しは知っている」という意識に変わります。

そうすると、他のテキストを勉強する上でもこの42フレーズの文法はもう知っているので、新しい文法に取り組む余裕も出てきます。

入れ替えフレーズ方式

本書は、フレーズの一部の語句を入れ替える形式で学習をすすめていく仕様となっています。

同じ文法を使って別のいろんな語句を当てはめながらその文法に慣れていけるので、より頭に入りやすいです。

声調、単母音、子音、複合母音、鼻母音の発音のコツが学べる

中国語の発音を学ぶには、声調、単母音、子音、複合母音、鼻母音などの知識が必要です。

まず、中国語には声調という音の上げ下げの調子によって意味が変わるという日本語にはない特徴があります。

中国語学習はそのことを知ることからスタートします。

生活に役立つ表現を学べる

  • 曜日(月曜日~日曜日)
  • 量詞(~個、~枚など数えるときの単位)
  • 数字(1~10、10以上の数え方など)
  • 時刻(午前、午後、何時何分など)
  • 日付(~年、何月何日)
  • 期間(~年間、~週間、~秒間など)
  • 時を表す言葉(今日、今週、今月、今年など)
  • お金の数え方(人民元の単位)

これらは生活する中でよく使う言葉です。

他の中国語のテキストの中にもしょっちゅう出てくるので、それぞれの表現の仕方を一通り覚えておいて損はないです。

書き込み式の復習問題がある

6フレーズごとに、内容の理解度を確認する復習問題が用意されています。

ここでは、基本語句の簡体字の練習や、基本の文法を使った並べ替え問題、聞き取り問題などがあり、6フレーズで勉強した知識を再確認できます。

イラストが楽しい

本書のあちこちにかわいいイラストがあるので、慣れない中国語の発音に四苦八苦したあとには心が和みます。

復習を兼ねた「なりきりミニ会話」

6フレーズごとに、習った文法が散りばめられた「なりきりミニ会話」というページがあります。

覚えた基本文法のフレーズを会話の中でどのように使うのかがイメージできます。

ここでは、女の子と張さんという名前の熊が会話している場面を、イラストとふきだしで描いています。

その様子が楽しくて、何回見ても飽きません。

巻末に「いろいろ会話集」

レストランホテルショッピングなどの身近な場面で使える実践的な会話集が掲載されています。

ここでは、それまでに覚えた基本フレーズを応用してワンランク上の会話の練習ができます。

カタカナ読みを隠せる赤チェックシート付

本書にはカタカナ読みも記載されていますが、赤チェックシートで隠すことができます。

カタカナ読みは、ピンイン読みに慣れるまでは参考にして、なるべく早いうちにカタカナ表記を見ないようにしていきましょう。

カタカナ読みの「」は、中国語の発音の「」とは違うのに、カタカナ読みにばかり頼って発音していると、その癖がついてしまい中国語の本来の発音にそれ以上近づけなくなるからです。

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「ひとりで学べる中国語会話」 がおすすめの人

中国語を今から始める人

本格的に中国語を学んでいくにあたって何から手を付けていいのか分からないときの入門書にはぴったりです。

声調、発音、数の数え方から基本文法、シーン別会話まで一通りの基礎学習ができるので、この本を土台にして次のレベルのテキストに取り組むと理解しやすいです。

次のステップに進むためのテキストとして、「はじめよう中国語音読初級編 李軼倫/著」はおすすめです。

ひとりで楽しく学びたい人

CDがついていて楽しいイラスト付きのテキストなので、ひとりでも楽しく本場の発音を聞きながら飽きずに続けられます。

ゆっくり発音してくれるCDを探している人

中国語がまったくの初めての場合、ネイティブスピードしか収録されていないCD付テキストでは、一向に聞き取れません。

本書の「ゆっくりスピード」では、かなりゆっくり発音してくれるので、超初心者でも安心して学習できます。

中国語をさわりだけ学んでみたい人

何か語学を学びたいと思っていて、中国語に興味はあるけれど、自分に向いているかどうかを知るために、とりあえずサラっと中国語の雰囲気を味わってみたいという時にぴったりです。

本書で中国語の楽しさと奥深さを知り、中国語に興味が湧けば、次のレベルのテキストに移ります。

その足掛かりとして、本書「ひとりで学べる中国語会話 川原祥史/著」はおすすめです。

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