感想『くそったれマーケットをやっつけろ!-Rule the Freakin’Markets- Michael Parness/著』

今が強気相場であっても弱気相場であっても関係なく利益を得るために書かれた本です。

短期トレーダーにとっての指南書でもある本書『くそったれマーケットをやっつけろ!ホームトレーダーにもできる短期トレード術 』には、荒々しい言葉遣いが散りばめられていますが、情報が溢れていて何が正しいのか分からないこの混沌とした世界からニュービーを救おうとする優しさも感じられます。

本書を開いたことで、あなたはすでに儲けられるトレーダーになる第一歩を踏み出している。自分の状況を改善するためのあらゆる“探求の旅”と同様、出発点に立てば目的の半分を達成したようなものだ。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

以下、 本書『くそったれマーケットをやっつけろ!』を読んで得た学びや気づきの一部を自分なりの解釈も交えて説明しています。

著者はトレーダーとして成功する前に、コミックブックを売るビジネスやベースボールカードのディーラーなどで成功して、株式市場にも何度も挑戦しますが、ことごとく大損しています。

あるときは、薦められてあれやこれや買った株が、ゆっくり価値が下がっていくのをただただ傍観するしかありませんでした。

またあるときは、自分の株がただでさえ大幅に下げていたところに、劇的な暴落相場で完全に身ぐるみをはがされました。

僕にできることは、部屋の隅で小さくなって、自分の傷をなめていることぐらいだった。その小さな暗い洞穴から抜け出すのに数週間かかった。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

普通ならば、このような状況に陥った時点で、二度と株式投資には手を出すまいと固く心に誓うところだろう。

しかし、著者はここから快進撃の第一歩を踏み出したのです。

株価を動かしているのはいったい何なのか、何度も何度も繰り返されるこの強力なトレンドを集団心理がどのように作り上げていくのかを学ぶために、株式市場というゲームに真剣に向き合いました。

もちろん、その後も思い通りにならない株式市場に何度も挫折を味わいますが、その度に抜け出す方法を学んで前に進んでいきます。

トレードの世界において、「聖杯」というものは存在しません。

しかし、成敗を大きく分ける原則は存在します。

「運」だけで勝ち続けていくことはもちろんできません。

トレードで勝てない原因は、それまでに身に着けてしまっている悪い習慣です。

いつでも安全で信頼性の高い方法でトレードするという規律を貫ける人には、大きな報いがある。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

強気相場になると多くの人が証券口座を開設し、何の準備もなく相場の荒波に飛び込んでいき、ベテラントレーダーでさえ、そんな相場に遭遇すると不合理な衝動に駆り立てられます。

こうした内なる愚か者をコントロールする方法は、トレードにおける規律とスキルを学び、実践することだ。独自の精神的な美しさを備えた格闘技の一形式と考えよう。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

武道で一手一手を丁寧に行うように、一回一回のトレードにおいても知的な意思決定をその都度行っていきます。

トレーディングも一手一手の丁寧な積み上げです。

株式市場という戦場において、知将でなければなりません。

相場に対して感情に駆られて動くのではなく、事前に戦略を立てて規律に従って動くのです。

予想外の局面の変化はつきものです。

一手一手を読むように、相場がどう動いたらどういう一手を講じて、もしこうなれば次の一手はこうだなと、自分の一手を相場の一手に合わせて無限に組み変えていきます。

株式市場というゲームは、この手順や順番によって勝敗は決まります。

トレードにおいても、スポーツやゲームと同じく、手続きと手順の争いなのです。

5%、3%、4%、8%という控えめな利益でも、4回合わせれば、ひとつのトレードで20%儲けたのと同じになる。いや、あなたの口座が複利運用されていればそれ以上になるし、それにおそらくトレードとして安全性もはるかに高いだろう。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

トレーディングは確率のゲームです。

すべてのトレードで勝つことはできません。

できるのは、確率の高いトレードを心がけることです。

トレーディングの極意は確実にしっていることではないのだ。そうではなく、確率を判断することが極意だ。常に、うまくいく確率が最も高いことをやっていれば、うまくいかないときよりうまくいく回数のほうがはるかに多くなるはずだ。それがトレーディングの極意だ。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

株式市場では人々の恐怖と欲望の感情が渦巻いています。

だれもが数週間前にもう天井だと言っていたのに、それから何カ月も上がり続け、1年後、ついには特に理由のなく下がり始めたりする。だれもがマーケットは絶対に上がり続けると言い始めた途端、暴落する。何日かの修羅場の後、マーケットアナリストたちが底を打ったと言う。だがそれでも下がり続ける。人々は、まだまだ底ではないと言いだし、修羅場がさらに悪化したかと思えば、突然再び買いが集まるのだ。

出典:くそったれマーケットをやっつけろ!

そんな株式市場において、最高の友となるのは「トレンド」です。

著者のトレーディングの基本中の基本がこのトレンドです。

マーケットが強気相場でも弱気相場でも何がしかのトレンドが生まれています。

トレンドは絶好の機会です。

トレンドには逆らわず、手を差し伸べてもらいます。

そして、良いトレーディングは『 プラン 』から始まります。

成功しているトレーダーは、常にプランを持って、そのプランを貫き通すのです。

負けているトレーダーは、相場に翻弄されて一喜一憂し、感情の赴くままに一貫性のないトレードをします。

それでは運任せです。

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