感想『7つのルールで覚える!ゼロからカンタン中国語簡体字ワーク 陳氷雅/著』

『ゼロからカンタン中国語 簡体字ワーク』陳氷雅先生からのメッセージ【旺文社】

中国語学習に挫折しないコツは「漢字から始める」という発想です。

中国で使われている簡体字を覚えれば、発音はできなくても中国語で書いてある文に対して抵抗感がなくなるからです。

日本人にとって見慣れない中国の簡体字も、7つのルールを知れば簡単に覚えられます。

本書の冒頭でも、日本人のみなさんにはぜひ「筆談」に力を入れて欲しいと書かれています。

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筆談がおすすめの理由

中国語の発音は、日本人にとってハードルが高く、挫折しやすいポイントでもあります。

なぜなら、中国語の発音には、日本語にはない「音」や、声調という声の上げ下げの調子で意味を区別する中国語独特の世界になかなか慣れないからです。

その点、中国語で書いてある文を見ると、知っている漢字があったりして、なんとなく意味が分かることがあります。

それは、日本で使っている漢字の由来は、古代中国の漢字だからです。

中国では漢字を簡略化した「簡体字」を使っているので、日本人にとって馴染みのない字がたくさんあるように思えます。

しかし、簡体字も古代中国の漢字を由来としているので、日本の漢字を使っている日本人にとって中国語学習は有利であり、ルールを知れば簡体字を簡単に覚えることができます。

加えて、基本の文法を知ることで、中国語で書かれている内容を理解できて、なおかつ自分の言いたいことを書いて伝えることができるようになります。

※中国語の基本文法の学習はこちらの「ひとりで学べる中国語会話 川原祥史/著」がおすすめです。

そうすれば、筆談によって中国人の方とコミュニケーションをとることができます。

そして何より、簡体字をある程度マスターすることで、中国語に対する苦手意識が低くなり、発音にも挑戦しやすくなります。

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「ゼロからカンタン中国語簡体字ワーク」の特徴

よく使う重要な簡体字を約560字厳選

漢字の数はおよそ10万字あるといわれています。

その中で、中国で使う常用漢字は3500字程度です。

さらに、本書で扱う約560字は、中国語の常用漢字や特に重要な字が厳選されています。

ということは、中国語を読む上で必須であるともいえます。

まずは、この約560字を知ることで、多くの中国語の文が格段に理解しやすくなります。

7つのルールで簡体字のパターンを整理する

①くずし字 語→语

字を速く書くために、漢字を崩して簡略化したパターンです。

見慣れてしまえば、このパターンに当てはまる字がたくさんあるので、多くの字が読めるようになります。

②パーツを捨てる 親→亲

漢字のある一部分だけを取り出して、その漢字の意味を成すパターンです。

日本の漢字と関連付けながら覚えられます。

③簡単な字に統一する 雲・云→云

発音が同じ漢字を、一つの漢字に統一することで、使う漢字の量を減らしたパターンです。

④パーツを置きかえる 漢→汉

ルール1では、漢字を崩して簡略化しましたが、ルール4では、そもそも別のパーツに置き換えてしまいます。

それにより、書く際に画数が少なくて楽になります。

⑤音で置きかえる 郵→邮

画数が多くて難しい部分を同じ発音の簡単な字に置き換えたパターンです。

⑥意味から作り直している 涙・・・水+目→泪

その字の語源が時代に合わなくなると、字の形から意味を推測しにくくなります。

そこで、漢字の意味を形から推測しやすいように作り直されたパターンです。

⑦日本にはない字 吗・你・么

日本ではほぼ使われていない字や、ニーズに合わせて中国独自の字がつくられたパターンです。

書き込んで練習できる

なぞり書きができる見本と、自分で書いて練習する書き取りスペースが用意されています。

書き順が分かりにくい簡体字には、書き順のガイドが入っているので、それを参考にしながら覚えていくことができます。

繁体字も載っている

中国語漢字には簡体字繁体字があり、本書で取り扱うのは簡体字です。

繁体字は主に、台湾や香港で使われています。

繁体字は日本の旧字体に近いです。

本書では、簡体字日本の漢字繁体字の3種類の字を比較しながら学習できるようになっています。

ですので、台湾華語を同時に学習したい場合にも参考になります。

練習問題が全10回分ついている

各ページで練習した簡体字の復習ができるように、全10回の練習問題がついています。

日本語の漢字を見て簡体字を書く練習や、日本語訳を参考にしながら中国語の文の空欄に合う簡体字を入れる練習などができます。

それまで学習してきた簡体字をどれだけ覚えているかの習熟度を確認できます。

ここで忘れていても本書を何度も繰り返すことで、「初めて見た」から「見たことある」を増やしていくことができます。

見たことある」段階にすすめば、それは知識が長期記憶になる一歩手前です。

「見たことあるけど何だったけ?あー、そうだった、思い出した。」を繰り返すのです。

覚えたことを長期記憶にしていくには、この思い出すという作業が大切なのです。

字を見た瞬間に意味まで思い浮かぶ段階まで進めるには、同じ本を何度も繰り返すことが王道であり近道です。

氷雅先生のひとことアドバイス付き

その漢字を覚えるコツや、字の成り立ちなど、氷雅先生のワンポイントアドバイスがあるので、一つ一つの字のイメージを膨らませながら学習を進めていくことができます。

練習問題アプリを無料で使える

専用サイトにアクセスし、本書に記載されている書籍コードを入力することで、練習問題アプリを無料で使うことができます。

問題を解く時に、Webに簡体字で解答を打ち込む場合は、キーボード設定で中国語入力ができるようにする必要があります。

それが面倒な場合は、問題を見て、ノートに手書きで答えとなる簡体字を書いたあとに解答を表示させて確認するという使い方もできるので便利です。

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