足の裏は老廃物が一番溜まりやすい場所です。
疲労物質や毒素などの老廃物が排出されずに体に溜まっていくと、コリやだるさなどの不調の原因になりやすいです。
老廃物が排出できていないとすると、余分な水分もうまく排出できないということになるので、むくみも起こりやすくなります。
足裏の筋肉をおろそかにしない

あまり意識されませんが、もちろん足裏にも筋肉があります。
足の指を上手に動かせますか?
足の指で大地を力強くつかみ踏ん張れますか?
筋肉は使わないと、どんどん硬くなってしまいます。
私たちは、裸足で歩き回ったり、凸凹の道を歩いたりすることはほとんどありません。
それにより、土踏まずのアーチが平らになる偏平足や外反母趾になりやすくなってしまいます。
土踏まずのアーチは、歩いたり走ったりするときに、衝撃をやわらげて足に負担をかけないようにしてくれる大事な部分です。
日頃から、
・足の指で「パー」をして親指を外側に開けるか
・足の指で布を掴み、しっかり握って、持ち上げられるか
など足裏の筋肉にも意識を向けていきましょう。
足裏の筋肉はコリやすく老廃物が溜まりやすい
筋肉は、伸びたり縮んだりするものです。
しかし、同じ体勢を長く続けるなどで筋肉を緊張させたまま動かさないでいると、固まってしまい、ゆるめられなくなるのです。
コリとは、長時間にわたり筋肉の収縮と弛緩を行わないことによって、筋肉が硬直してしまった状態です。
筋肉が凝ることで、血管が圧迫されたままになり、血液がスムーズに流れなくなります。
血液は、筋肉に必要な栄養や酸素を運んでいき、不要な老廃物を運び出します。
しかし、筋肉のコリにより血流が悪くなると、筋肉に必要な栄養と酸素が行き届かないだけでなく、疲労物質や毒素などの老廃物も溜まりやすくなります。
さらに、蓄積した老廃物が末梢神経を刺激して痛みにつながるという悪循環になるのです。
特に、足裏の筋肉はあまり動かされないため、筋肉が固まってコリやすく、血流が悪くなりがちです。
しかも、重力によって足裏の血液は上へ流れにくく血流が滞りやすいので、なおさら、老廃物が溜まりやすいのです。
足裏の血流を良くしてデトックスをうながす

血流が悪いということは、必要な栄養や酸素が行きわたらないだけでなく、不要な老廃物が溜まってしまい体外に排出できないということになります。
血流を良くして、デトックスをうながすためには、
- 足つぼマッサージ
- 寝転んだ状態で壁に沿って足を上げる
- 運動
- 入浴
- ヨガ
などを意識的に日々の習慣に取り入れましょう。
凝り固まった筋肉がほぐれて血液の循環が良くなった後は、水分補給が大切です。
水分を取ることで、全身に栄養や酸素が行きわたりやすくなり、老廃物は押し流されて尿として体外に排出されやすくなります。
体がぽかぽか温まるジンジャーティーや白湯、ハーブティーなどが効果的です。
重力に逆らって足裏から心臓へ血液が戻れるのは筋ポンプ作用のおかげ
血液は全身を循環しています。
血液が足を通って下から上へ戻る時には、重力に逆らうので大きな力が必要です。
そこで第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉の収縮と弛緩の働きによって血管に圧力がかかり押し出されることで血液は上へと流れていくことができるのです。
ですので、座りっぱなしや立ちっぱなしの状態を長時間続けると筋ポンプが作用しないので血流が悪くなります。
適度にストレッチをしたり、よく歩くことで筋ポンプが活性化して血液が下から上へ流れやすくなります。