2022年も、半年が終わりました。
今年の目標は、今も取り組み中です。
そして、来年の目標も、今のうちに考え始めています。
なぜ、こんなに早く来年の目標を考えるのか?
普通であれば、年末になってからでいいはず。
大晦日に今年を振り返り、来年の目標を決めていくところです。
しかしそれだと、新しい年になって初めて、一日の生活の中に、新習慣を取り入れていくことになります。
急にライフスタイルを切り替えて、新しい行動を取り入れようと思っても、すぐには馴染めません。
それが、新年に掲げた目標が、なかなか続かない原因の一つだと思いました。
体に染みついている習慣の影響が、強すぎるからです。
数日経つと、結局、前年まで通りの生活スタイルに・・・。
このパターンを、何度も繰り返してきたので、ちょっと視点を変えてみました。
来年の目標を、来年になってから “ 急に ” 始めるのではなく、前年から “ 徐々に ” 準備していくことにしたのです。
車が、高速道路に入るときをイメージすると分かりやすいです。
加速車線から徐々にスピードを上げていくことで、本線の高速の流れにスムーズに乗ることができます。
もし、加速車線がなかったら、本線に入った瞬間にアクセルを思いっきり踏み込んで、エンジン全開で進まないとうまく流れに乗れません。
エンジン全開という、モチベーションや意欲だけで突き進み続けるには、限界があります。
「新しい流れ」に乗るためには、流れのリズムを合わせる期間、つまり、「移り変わりの期間」が大事。
新しい行動習慣に馴染んでいく移り変わりの期間が、今から年末までの間です。
前年から、徐々に取り入れてみて、感触を確かめてみることで、流れのリズムを合わせていくことができます。
少しやってみて、自分のライフサイクルに合わないと感じたら、
- 行う時間帯を変えてみる(帰宅後ではなく、朝一にしてみるなど)
- 道具を変えてみる(好きな色合いの道具なら気分が上がるから)
- 一回に行う時間を変えてみる(15分ではなく、慣れるまで1分にしてみるなど。やらないよりマシだから・・・)
などと、模索しながら、自分に合う方法を探していきます。
前年から徐々に行動習慣を移り変わらせていくことで、来年になったときには、すでにスタートできているというイメージです。
感触を確かめながら、自分にとって、続けられる方法を考えていくための加速期間が、今から年末までの時間。
この期間は、本格的に始める前の、ウォーミングアップのような感覚です。
漠然とでいいので、大まかな目標を考えて、一日の中のこの時間に取り入れてみようと、ぼんやりと思い描きます。
次にすることは、何をやめるかを決めること。
今の段階では、その時間にやっている「何か」があるはずだからです。
その時間を空けないと、当然、新しい習慣を取り入れることはできません。
急にやめるのが難しいからこそ、年末にまでに徐々にやめる方向に、心の準備をしてくのです。
ずっと考えていることが現実化していきます。
年末までの期間に、「来年の目標のために、どの行動をやめていこうかな?」という質問を、頭の中に置いておくことで、一日の中の “ 何をやめるか ” を考える方向に、意識が向いていきます。
何をやめるかが決まったら、あとは自分に合う方法を、トライ&エラーで試して試して見つけにいくだけです。
まとめると、
最初に来年の目標をざっくりと思い描いたら、
- 時間を空けるために、やめる行動を決める
- 少しだけ取り入れてみて、続くかどうかの感触を確かめる
- 続かなければ、続くまで別の方法を考え続ける
その繰り返しです。
それによって、いざ、年末がきたときには、自分にとって続けられる方法が見えてきているので、より具体的な行動計画をつくれます。
体の準備も、心の準備も整っているので、来年になった瞬間からうまく流れに乗れて、新習慣を本格的にスタートできます。
何事も、下準備が大切。
つくづく、そう感じています。