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孤独な鳥の五つの条件。「他人の人生」を生きないで「自分の人生」を生きる極意

幼い頃は、孤独など気にせずに、自由に飛べていたのではないかと思います。

「個」のまま、「あるがまま」の自分で 。

孤独な鳥の条件は5つある

1 孤独な鳥は 高く高く飛ぶ。

2 孤独な鳥は 群れない。他の鳥がいても影響されない。

3 孤独な鳥は くちばしを空に向ける。

4 孤独な鳥は 決まった色を持たない。

5 孤独な鳥は やさしく歌う。

San Juan de La Cruz サン・ファン・デ・ラ・クルス〈光と愛のことば〉

『 孤独な鳥の五つの条件 (LAS CONDICIONES DEL PAJARO SOLITARIO)』という詩を知りました。

詩は、言葉が少ないので、そこから何がイメージされるかは、その人その人によって、千差万別。

とくに、外国語の詩は、直訳しても意味が分かりづらく、翻訳する人の解釈も含んできます。

想像の余地が豊富だからこそ、同じ人が読んだとしても、年齢によっても、気持ちのタイミングによっても、感じるものが違ってくるのだと思います。

この詩に惹かれる人は多く、私もその一人。

なぜこの詩は、こんなにも心地いいのかと考えたときに、この鳥は「他者基準ではなく、自分基準でいる」からだと思いました。

「孤独」は、「孤立」ではありません。

集団や他の鳥に、「依存」していない姿が一匹に見えるだけであって、それは「自立」して「共存」している姿だということ。

高く高く羽ばたいて、鳥の群れの中から飛び出すことで、「みんなが飛ぶ方向に 合わせねばならない」とか、「みんなと同じ飛び方を するべきだ」という他の鳥の大きな声に思いわずらうことなく、自分の心が導く方向へくちばしを向けて、自分に合っている心地よい飛び方を選んで、決して自分の主張を押し付けることなく優しく言葉をささやいているような「孤高」な鳥。

マイノリティ(少数派)でいることを恐れずに、「あるがまま」でいることを選んだ勇気ある鳥。

現実の世界では、完全に自分基準になるのは難しく、どうしても他者の存在に引っ張られてしまいます。

もちろん、思いやり、協調性など、他者意識は大切です。

他人の気持ちに敏感になってしまうのは、他者への思いやりがあるからこそであり、みんなと同じでいる方が安心という本能は、人間らしい特質ともいえます。

しかし、自分軸を見失ってしまうと、他者評価を気にして思いわずらったり、依存、同調圧力など、生きづらくなってしまいます。

やはりバランスが大事。

この詩は、他人軸に傾きがちな現代人の心のブレを調整してくれているように感じます。

「自分軸をしっかりもって、自分の生き方を貫いている勇敢さ」が如実にあらわれているような気がします。

誰しも、幼い頃には、この鳥のように飛んでいられていたのではないかと思います。

それぞれの「個」のまま、あるがままの自分で・・・

そして、広い空を見上げながら「僕たちは大きくなったら、この大空を自由に舞うんだ」ということに希望を抱いていた・・・

しかし、成長する過程で、周りの鳥から「そんな飛び方をしてはいけないよ」「この方向へ飛ぶべきだ」というある意味 “ これが普通だよ ” という世間が良しとしている暗黙のルールに逆らえなくなっていくのかもしれません。

本当は、自分の心の中に、まだこの鳥は住んでいるけれども、世間の価値観に染まりながら「こうあるべき」の鍵をかけていくうちに、心の奥底の鳥カゴに閉じ込められて出られなくなっていて、その存在自体を忘れてしまっているだけだとすれば、この詩は、『自由になりたい』という心の声に共鳴しているかのようにも感じます。

鍵をかけて閉じ込めたのも自分。

そして、鍵を開けられるのも自分。

みんなの輪に入るために世間の価値観に必死で合わせようとしていた私は、この詩を読んで、まるで忘れていたことを思い出したように、「合わせなくていいんだ」「『個』のままでいいんだ」という安心感が広がりました。

と同時に、心の奥底から微かに聞こえる「ここから出して」という声に気づきました。

孤独になっていたのは、唯一の味方である自分からも見放されて誰もいない心の奥底に閉じ込められて、忘れられていた、この「自分の声」だったのです。

周囲の影響を受けすぎて、「自分は本当はどうしたいのか」「何が好きだったのか」が分からなくなっていました。

ひとつずつでも、 “ 自分の本当の声 ” に気づいて、鍵を開けて、きちんと向き合っていきたいと感じています。

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