悩みは、自分にとって不利なことが起こることを想像して、現状の安定が奪われるかもしれないことに不安になっている状態。
不安という感情を起こすことで、いち早く危機を察知して対処することを促してくれる体の防衛本能。
危機に対して自分が対処できることを察知してくれる場合は、非常にありがたいシステム。
しかし、不安は不安でも、明日株価が暴落するかもしれないとか、明日大地震がくるかもしれないなど、どうやってもコントロールできないことへの不安もある。
その場合、危機を想像することは終わりのない苦痛になってしまう。
そういう時は、自分にできる対処を事前に準備したら、それ以上は自分のコントロール外なので、あとは「なるようになる」と思うしかない。
天命に任せるしかない。
ただ、その危機に対して、自分が今できる対処に集中していたら、万が一それが起きたとしても、ただ絶望して何もしないで立ち尽くして悲観に明け暮れるのではなく、その時の状況に適した最善の方法をすぐさま考え始めるという行動に移れる。
そうすると、常にその時よりも必ず一歩前へ前進するという行動をとることになる。
いつも、前を向いていられる。
それは、
「ちゃんと前に進んでる」
ということ。
悩んでることや不安に思っていることが、自分でコントロールできないことなら、その悩む時間が無駄なだけでなく必要以上の苦痛を味わい続けることになるので、自分が今この瞬間にできることに集中する。
そして、なるようになる。
人事を尽くして天命を待つ。