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「10年後もしていたい」と思うことを「今日」したかどうか

ふと、今していることを「10年後も同じようにしていたいか?」と考える時があります。

日々の生活に追われていると、目の前のやらなければならないことに意識が向きがちです。

今の仕事、今の生活習慣、まさに今している行動などに対して、自分がどう感じているのかに向き合うことなく漠然と過ごしてしまいます。

そこで、「今している〇〇を10年後もしていたいと思うか?」と自分に問いかけてみます。

もし、Yesなら、それをしている今この瞬間に幸せを感じていて、10年後もそれをしながら同じように幸せを感じているはずです。

今の生活の中に「私はきっと10年後も、今と同じように○○の時間を楽しんでいるんだろうな」と思えることが一つでもあると、今日は楽しいし、明日も楽しみになるので、毎日が楽しくなります。

私の場合は、朝にカフェミュージックを流しながら、フルーツを食べることが至福の時間となっています。

そのときに、頭の中では海辺をイメージしています。

海が見える窓辺を想像して、眩しい太陽と、気持ちのいい青空、カモメの鳴き声や波の音が聞こえてくるような情景を感じながら食べると、いい一日がスタートしたような気分になります。

今日もいい日になりそうな予感を味わえるのです。

そして、いつも思います。

「きっと10年後も私はこうやって朝のフルーツを楽しんでいるんだろうな」

「もしかしたら、本当に海辺で暮らしていたら素敵だな」

などと、想像も膨らみます。

また、朝の一仕事を終えたあとに「渋い緑茶を飲んでホッとする瞬間」も大好きです。

緑茶を飲むときは、優しい心地よい風にフワッと揺れるレースカーテンをぼーっと眺めながら、窓の外の音に身をゆだねます。

バイクが水たまりの上を通り過ぎる音、車のドアが閉まる音、風に揺れる木々のざわめき、犬の鳴き声、電車の音、トラックがバックする音、飛行機のエンジン音などの日常音にじっとただ耳を傾けているのも、なぜか落ち着きます。

他にも、早朝に散歩するとワクワクします。

玄関を開けた瞬間の朝の独特の匂い、ひんやりした空気、早起きの小鳥たちのさえずり、まだ街全体が動き始める前の静けさ・・・。

木々が、横から差す朝の太陽の光に照らされて、光と影が織りなすオレンジ色の木漏れ日。

そして、昨日は蕾だったあの花、今日は咲いているだろうか?など。

今している行動、仕事、時間の使い方から生じる感情に対して、10年後も同じように味わっていたいと思えるような日々の習慣を増やしていきながら、「今日の楽しみ」「明日の楽しみ」をつくっていけたらと思っています。