起きた出来事に対してどう「解釈」するか、それによって人生はまったく違う方向に進みます。
「解釈の仕方」が、人生を左右する鍵となります。
どんな経験も、考え方や捉え方次第で好転させられるのです。
以下、 本書『真・億万長者思考 貧乏・無理心中・無期停学・銃まで向けられた少年が「起きた出来事をすべてプラスに解釈する」と決めたら幸せなお金持ちになった 竹井佑介/著』を読んで得た学びや気づきの一部を自分なりの解釈も交えて説明しています。
著者の竹井さんは人生において、常に自分の見聞を広める経験を選択し続けており、人との出会い、感謝、おかげさまの精神をとても大切にしています。
これまで得てきた知識や経験から信念が作られていき、生き様となっているのです。
そして、いい事が起きようと、悪い事が起きようと、必ずそこから何か学びを得ています。
何が起きても、それを楽しむ方法を考えているのです。
本書を読み進めていると、竹井さんの人生を追体験しているような感覚になります。
田舎の漁師町で六畳二間の家賃1万円アパートからスタートして、そこから一歩ずつ億万長者に近づいていく過程を、私たち読者と一緒に辿りながら見ていきます。
立ちはだかる壁に対してどのように考えれば良い結果につながるのかを壮絶な実体験をもとに教えてくれます。
竹井さんにとっては、起こることのすべてが天からのメッセージで、教訓として捉えています。
人生で学んできたそれらの教訓が天の法則として37個にまとめられています。
私は、本書を読むことで、言葉のエネルギーの重要さを再認識しました。
出来事は同じでも、捉え方で頭に浮かぶ言葉は違ってきます。
それによって、こうも感じるエネルギーは変わります。
例えば「~のせいで」と「~のおかげで」。
「雨のせいで、遊びにいけなかった」と「雨のおかげで、雨音を聞きながらゆっくり読書ができた」では、感じる気分がまるで違います。
雨という出来事は同じなのに、前者はマイナスのエネルギーが溜まり、後者はプラスのエネルギーが溜まります。
これは一つの例ですが、私たちは毎日、膨大な量の「ある出来事に対してどう感じるか」を無意識に行っているのです。
まず、無意識に考えていること、無意識に捉えていることを意識化することが重要です。
なぜなら、人は起きた出来事に対して無意識に反応するからです。
無意識に、「何か」を考えて、感じています。
物事に対して、どう捉えているかが無意識だと、知らない間にマイナスのエネルギーが溜まっていっていることに気づかないかもしれません。
プラスのエネルギーにしろ、マイナスのエネルギーにしろ、捉え方から生まれたエネルギーが知らないうちに日々溜まっていっていることにまず気づくことが大切です。
マイナスのエネルギーが溜まっていくと、マイナスの状態をゼロに戻すためのストレスの解消が必要となります。
一度マイナスのエネルギーが生まれたとしても、捉え方を変えてプラスのエネルギーに転換することで、ストレス解消に使っていた時間を、プラスの状態からさらにプラスにもっていくためのリラックスや癒しの時間に使えますし、なにより自分が成長していることも実感できます。
天からのメッセージは、誰でも簡単に分かるようには伝えてくれません。
天からのメッセージは、自分からアンテナを合わせなければ受信できないのです。
解読というひと手間が必要ともいえます。
マイナスに捉えていることに気づいたら、その都度、どうしたら自分にとっての教訓や学びに変えられるかを考えるのです。
うまくいかないとき、『〇〇のせいで』と思うことがありますよね?『〇〇に邪魔されたから』とか。他人に文句を言う人が実に多い。でも、これを言ったらもうおしまいです、本当に危険な言葉。
出典:真・億万長者思考 貧乏・無理心中・無期停学・銃まで向けられた少年が「起きた出来事をすべてプラスに解釈する」と決めたら幸せなお金持ちになった
「~のせいで」には、感謝はありません。
「~のおかげで」には、感謝があります。
言葉は言霊で、同じエネルギーを引き寄せてしまうのでどんな言葉を使うかには注意が必要です。
そして、「私たちの周りは感謝することで溢れている」ことに気づくことが幸せへの第一歩です。
自分の身体も魂も、まわりにある平和や自由もすべて、当たり前と思って気づかず、感謝できていないことを不幸というのだと私は思っています
出典:真・億万長者思考 貧乏・無理心中・無期停学・銃まで向けられた少年が「起きた出来事をすべてプラスに解釈する」と決めたら幸せなお金持ちになった