自分が いい気分になれる情報を 取り入れ続けることで、自分の「心の中」が適度に循環されて、良い状態を保ってくれます。
そのためには、「ときめくもの」に囲まれる空間で 日々を過ごせるようにしていきます。
ミニマリストにならなくていい
~ 選ぶべきは「捨てるモノ」ではなく「残すモノ」~
近藤麻理恵/片づけコンサルタント
部屋の中を 自分の「ときめくもの」で満たしていくことで、いつも「いい気分」でいられる情報に 触れ続けることができます。
- 気持ちがゆったりする音楽
- 気分がリフレッシュする アロマの香り
- 余白を大事にした 心が整うインテリア
- いい感情になる映画
- 心地よい気分になる絵画
- 花瓶に生けられた心が和む可憐な花
- 心が落ち着く淡い光の間接照明
- 自分好みにデザインされたベッド空間 etc.
すると、自分が心地よくなるような「しあわせな瞬間」に、自然と 意識が向くようになります。
- 食べるものに困らないことへのありがたみ
- きれいな景色を眺める時間
- 小鳥のさえずりや 虫の音の響き
- すぐそばにある 小さな喜びへの 気づき etc.
何を残すか決めるのは、これからどう生きていくか考えるのと同じ。
つまり片づけをすると、人生で何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかがはっきりと見えてくるのです。
こうして人生は変化していきます。
勇気は必要だけれど、覚悟をもって、選びきってください。
ときめくモノをきちんと残すことができて初めて、ときめく暮らしを手に入れることができます。
近藤麻理恵/片づけコンサルタント
「捨てたいもの」に意識を向けるのではなく、「残したいもの」に意識を向けるということは、自分の価値観に向き合い、自分にとっての「ときめく情報」「いい情報」をしっかり選んでいくということです。
これまで邪魔者を攻撃してばかりで、本当に大切にするべき “ 残すモノ ” に目を向けていなかったのです。
近藤麻理恵/片づけコンサルタント
人間関係も、同じです。
その人と話していて、自分がいい気分でいるかどうかに意識を向けてみると、本当に一緒にいたいと思える人が分かってきます。
むやみに、うわべだけの関係の集まりや飲み会に参加しなくなり、人間関係もスッキリしていきます。
時間は、有限です。
その都度、良い方を 意識的に選んでいくのです。
人生は、その小さな選択の積み重ねです。
そして、自分にとっての ときめく情報は、自分にしか分からないので、自分の気分に 耳を傾けるしかありません。
自分の気分が 発している声を ないがしろにしないためには、自分の内側の感覚に 意識を向ける必要があります。
いつも ときめく情報に触れ続けることで、たとえ悪い情報が入ってきたとしても、源泉かけ流しのように 淀んだ情報は自分の外へ出ていきます。
ときめく情報の方を 多く入れることで、潜在意識の中は循環しながら 心地よいもので満たされていくので、いつも いい気分でいることができます。