カレンダーの日付の連なりを見て、いつも思うのは、
「今見ている世界は、今までインプットしてきた記憶の世界」
だということです。
なぜなら、今まで溜めてきた「記憶が」、今見ている現実の「解釈の元」となっているからです。
100年カレンダーで見ると、それをよく実感できます。
一枚の中に、「過去」も「未来」も「今」もすべて同時にあって、一望できるからです。
一日が過ぎるというのは、双六のように、「今日というコマ」を、一つずつ右に進めていくような感覚。
「今日の日付」を境にして、それより前が「過去」というひとかたまり、後が「未来」というひとかたまり。
つまり、生まれたときから今日までの、日付の連なりの「ひとまとまり」が、『過去』です。
「過去」は、何でできているかというと、 生まれたときから今日まで、「毎日インプットしてきた記憶の内容」でできています。
厳密に言うと、覚えている記憶で、できています。
物心がつく前に記憶したものは覚えてないし、インプットしても忘れているものもあるからです。
ただ、自分では覚えていないと思っても、潜在意識で記憶していて、モノゴトの「解釈」に影響を与えていることはあるかもしれません。
そして、今日から100歳までの、まだ来ていないこの先の日付の連なりの「ひとまとまり」が、『未来』です。
この「未来」は何でできているかというと、「これから インプットするもの」で、できています。
つまり、「これから作る記憶」でできています。
好きな記憶を、“ これから ” 作っていくことができるのです。
記憶は、五感でインプットしたものが元になってつくられます。
インプットとは、五感で見たり、聞いたり、嗅いだり、味わったり、触ったりすることで得る情報の認識。
そして、これらの五感で受けた刺激によって、「脳内物質」が分泌され、それが「感情」となり、「記憶」として蓄積されていきます。
ですので、これから五感で何をインプットしていくかが大事になっていきます。
湧いた感情が「いい気分」なら、幸せの記憶も貯金のようにたまっていくからです。
“ これから ” 何をインプットしていくかなので、いかようにもなります。
自分が、「選んで」いけるです。
好きな未来になるように、五感で何をインプットするかを、「自分が」決めていく。
夢見ることは、自由です。
They can’t order me to stop dreaming.
誰も 私が夢みることを 止められないわ。
シンデレラ
頭の中にあるものは、誰にも奪えないからです。
未来は、「これから見るもの」で、できています。
未来の日付の連なりを構成する要素は、これからインプットする情報そのもの。
望む未来は、自分が望む体験を通してインプットする情報で構成されています。
自分にとっての未来の構成要素を何にするかを、あらかじめ決めておくことが大切です。
なぜなら、未来の構成要素は、そのまま過去の構成要素となっていくからです。
すべては夢みることから始まる
ウォルト・ディズニー PHP研究所編
※ちなみに、蓄積された過去の記憶の「解釈の変え方」は、『サラとソロモン』という本が教えてくれました。