なぜ、これほど美味しいのでしょうか♪
まるで、カフェのスイーツのような至福の時間を味わえます。
「チョコバナナトースト & バニラアイスのせ」は、私に驚きと発見を与えてくれました。
作り方は、いたって簡単。
- 「食パン」に、「生バナナ」の輪切りを並べる
- 生バナナの上に、市販の「高カカオチョコ」を乗せて、トーストする
- 焼いたあと、とろけたチョコの上に、さらに「生バナナ」と「バニラアイス」を乗せるだけ(※焼きバナナと生バナナが一緒にトーストに乗ります)
それぞれの具材が生み出す相乗効果は、こうでした。
チョコのこげ茶色、バナナの黄色、バニラアイスの白色のコントラスト、そしてチョコバナナの甘い香りを楽しんだら、
まず『温度感』
- 熱々のトーストに、冷たいバニラアイスがじんわり溶けて、口に入れたときのちょうどいい温度感
次に『食感』
- 濃厚なバニラアイスの、なめらかさ
- トーストの、表面のサクサクした香ばしさと、中のもっちり感
そして『味覚』
- 「焼バナナ」のねっとり感と、「生バナナ」のフレッシュ感が合わさることで生まれる美味
- 高カカオチョコの「苦み」と、バニラアイスとバナナの「甘み」の絶妙なバランス
これらの刺激が順番に訪れて、すべてが混ざり合うまでの “ 変化のプロセスに意識が向かう ” ので、感覚が休む暇がありません。
感覚は忙しいですが、その分、味わえる幸せもひとしおです。
ポイントは、
- 厚めの食パンを使うこと(セブンイレブンの「金の生食パン4枚入」がおすすめです)
- 「高カカオ」チョコを使うこと
- トーストのあとに、「生バナナ」を “ さらに追加 ” すること
です。
食パンが厚めの方が、他の具材を含めた “ 全体の味のバランスがいい ” ことが分かりました。
6枚切りの食パンでも試してみましたが、喜びが半減したのです。
つまり、満足感が、半減したのです。
もちろん王道の味なのでおいしいのですが、食パンの中身のもっちり感を感じにくく、パンの土台が薄いことによって、チョコとバナナの味が主張しすぎになりました。
また、パンを頬張るときに、「上の歯」と「下の歯」がくっつくまでにかかる時間が違います。
この、ほんの僅かな「差」が、満足の「差」になっていました。
パンを頬張るときの “ ほんのちょっと長い時間 ” が、あるかないかで、存在感をしっかり感じられるかどうかの「実感」に影響するのかもしれません。
あえて例えるなら、薄い座布団の上に座るときと、分厚いふかふかの座布団の上に座るときの感覚の違いです。
味わう満足感が、それほど違いました。
ただ、4枚切りは一枚が大きいので、私は1/4にして使っています。
高カカオチョコを使う理由は、甘くなりすぎないからです。
また、高カカオチョコの「苦み」と、バニラアイスと焼バナナの「甘さ」の織りなす “ ギャップ ” がたまらないのです。
そして、「焼バナナ」と「生バナナ」は味が違うので、「焼バナナと、生バナナを一緒に食べると、こんな味になるんだ!」という発見の喜びがありました。
チョコバナナトーストという王道のおいしさに、バニラアイスをトッピングするだけというシンプルなものですが、なんとも言えない “ 驚きと発見 ” を味わえました。
おうちにある材料を乗せて、トーストするだけ。
もちろん、珈琲にもよく合います。
ちなみに、バニラアイスは、森永乳業のMOWがお気に入りです。
私は料理が得意ではないので、難しいレシピだとやる気がなくなってしまいますが、これなら簡単。
それなのに、“ できたて ” の香りとサクサク感、味の重層感によって、まるでカフェのスイーツのような満足感を与えてくれるので、私にとって、嬉しいレシピです。