つい、「誰か」基準になってしまいがちです。
誰かが来るから、片づけよう。
誰かが見てるから、しないでおこう。
誰かが見てるから、やっておこう。
これらは、他人からの「自分の評価」を気にした行動です。
この、「誰かからの評価」を基準にして行動する癖がついていると、誰にも見られないとしたら、散らかった部屋や、無造作にモノが詰め込まれた押し入れだったしても、「誰も見ないから、いいや」と思ってしまいがちです。
誰も見ていないと思っていても、見ている人はいます。
それが、「自分」です。
つまり、「自分が自分のことを評価している」という事実が見過ごされがちなのです。
なぜなら、それが無意識なので、気づきにくいからです。
自分が納得する行動をしているかどうかは、潜在意識はちゃんと見ています。
誰かが見ている見ていないにかかわらず、自分が納得できるかどうか。
それは、自分に対して、誠実でいるということです。
それが「自己肯定感」となります。
自分にとって誠実な行動は、自分が納得している行動だからです。
つまり、その行動は “ 自分らしい ” と、自分が無意識に、自分のことを評価しているのです。
本心では自分が納得していない行動が増えれば増えるほど、自分らしくない行動ばかりになるので、自己肯定感は下がります。
誰も見ていなくても、自分の潜在意識が見ています。
自分らしい行動かどうかを、確認しています。
もし、すべきことなのに、怠けて「しない」を選んだとして、それを「自分らしい」と思ったとしたらどうなるでしょうか。
自分に対して「そのような自己評価をしている」ということになります。
ただ、いつもいつも気を張ると疲れてしまうし、かといって、怠けてばかりでは、自己信頼もどんどん落ちてしまいます。
そこで、「怠けて『しない』のではなく、今は『しない』ことを自分で選んだんだ」と考えます。
“ しない ” ことに対しても「自分の決断だ」ということを、自分に納得してもらうように落とし込んでいくのです。
なぜなら、自分が納得しないことをするのは、自分をないがしろにしてしまっているということだからです。
相手に対して、誠実でいるように、自分に対しても、誠実でいることが、「自分を大切にしていく」ことではないかと思っています。
今、この瞬間の行動は、“ 自分らしい ” かどうか。
自分に誠実に、自分が納得できる “ 自分らしい行動 ” を選んでいけるように、日々気をつけていきたいと感じています。