毎日が仕事に追われているとき、ふと思うことがありました。
「なんのために生きているんだろう?」
「10年後も、同じことが続いているんだろうか?」
すると、どこかから別の声が聞こえてきます。
「そんなのはイヤだ、それが生きる目的じゃない!」
心の声です。
おそらく、アンパンマンのマーチの歌詞が潜在意識に残っていたおかげで、この「自分への質問」と「心の声」が生まれたのだと思います。
この曲も、何度も聞いていたので、知らないうちに自分への暗示になっていたのでしょう。
なんのために 生まれて
アンパンマンのマーチ
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
では、なんのために生まれて、なにをして生きるのか?
ここで、“ 人生の目的ってなんなんだろう ” という問いに、行き着きます。
あるとき、「人生の目的」が見えてくる瞬間がありました。
「いい気分」でいることを、大切にするようになったときです。
それまでは、「他人の評価」や「他人の気分」を気にしてしまい、他人軸が基点になっていました。
そうではなく、「自分の気分」という “ 自分軸を基点 ” とした「いい気分」を深掘りしていくことで、 “ 本当にやりたいこと ” に出会えました。
まず、私にとっていい気分とは、
- 嬉しい気持ち
- ごはんのおいしさ
- 未知へのワクワク感
- ときめくもの
- 楽しい時間
- 不思議への好奇心
- 新しい知識を学ぶおもしろさ
- 好きの気持ちが溢れているとき
- 純粋な心でいるとき
などです。
「じゃあ、これらの “ いい気分 ” でいるためにはどうしたらいいか?」を考えていると、“ 自分の好きなこと ” に辿り着きます。
「いい気分の状態になった」ということは、それが好きなモノ、好きなコト、好きな雰囲気だからです。
まずは、これらの「いい気分」が湧くときを探していきます。
つまり、“ 自分の好きに気づく ” を、意図的にしていくのです。
すると、
「自分はこんな時に嬉しく感じるんだ!」
「仕組みが分かるのっておもしろい!」
「こんなに美味しいものがこの世に存在するなんて、生きてて良かった!」
「自分はいつもこの景色で癒されてるな。この色合いが好きなんだ!」
と、「出来事」と「感情」の相関関係が、分かっていきました。
どういう時に、どういう感情が湧くかを分析することによって、“ 好きの再認識 ” となり、 “ やりたいことの発見 ” につながっていったのです。
ポイントは、「該当する場面」と「湧く気持ち」を言語化することです。
言葉に置き換えることで、潜在意識に眠っていた “ 好きの気持ち ” が、顕在意識に上がってくるイメージです。
「わたしって、これ好きだったんだ」と、自分でも気づいていなかった「好き」が意識化される瞬間です。
まとめると、
- 「いい気分」に焦点をあてていくことで、
- 「好き」が見えてきて、
- 「やりたいこと」「続けたいこと」が分かってくる
そして、それに向けた環境づくりをしていくこと、それらを大切にしていくことが「人生の目的」ではないかと、今は考えています。