すべきことが頭では分かっていても行動が伴わない理由は、それを「しなければならない」と感じているからです。
それを「したい」と感じることができれば、体は勝手に動いていきます。
では、どうすれば「したい」と感じることができるのか?
そのカギを握るのが「意味付け」です。
「しなければならない」と感じているとすれば、その行動に対する意味付けが「したい」よりも「しなければならない」と感じる意味付けの量の方が多くなっているからです。
例えば、掃除に対する意味付けが、
- 面倒くさい
- またすぐ散らかる
- 疲れる
- 他にしたいことがある
だと、掃除を「しなければならない」と感じてしまい、つい後回しにしてしまいます。
そこで、「したい」と感じる意味付けを意図的に増やしていくのです。
- 部屋がきれいになると気持ちがいい
- 片付いた空間が広がって気分がスッキリする
- 体を動かすことでストレス解消になる
- 仕事の能率が上がる
- 探し物をする時間が減る
- 集中力が上がる
- 運気が上がる
- いつでも人を呼べる
- 心が軽くなる
- 空気がきれいになって健康に良い
- 達成感を得られる
- 運動になる
- 部屋の状態は、心の状態の反映
のように、掃除に対するプラスの意味付けの量をどんどん増やしていきます。
すると、あるとき「早くしたくてたまらない」と感じる瞬間が訪れます。
それが、やる気スイッチが入った瞬間です。
掃除が好きな人は、この「したい」理由付けをたくさんもっています。
人によってその行動への感じ方が異なるのは、その行動への意味付けが過去の記憶によるものだからです。
逆に言うと、今からでも「したい」理由付けを増やすことで、その行動に対する記憶を良い方へ上書きしていくことができるのです。
長く考えていることほど潜在意識にインプットされて現実化していきます。
「したい」理由付けを増やしていくという作業は、その行動のプラスの面を考える時間の方が長くなるということです。
つまり、それを潜在意識に優先的にインプットしていくので、より行動に移しやすくなるのです。