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音楽の暗示効果。気づかないうちにインプットされている可能性

音楽って、「暗示の効果があるな」といつも思います。

よく聞いている曲なら、なおさらです。

何度も聞くことによって、その言葉が、繰り返し自分にインプットされるからです。

すると、知らず知らずのうちに「モノゴトの見方」「自分の考え方」の一部となっています。

中には、自分が聞こうとしなくても、テレビ、街角、店内などで、無意識に聞いている音楽からも、何かしらの影響を受けている “ 見方・考え方 ” もあると思います。

それらも含めて、これまで耳にしてきた歌詞にどんな言葉があったかを、あらためて考えてみました。

  • 社会を風刺する言葉
  • 世間の抑圧から解放されたい心の叫び
  • 若者を鼓舞し、励ましてくれる力強いメッセージ
  • 破壊的な表現
  • 心が洗われて、癒しを与えてくれるボイスヒーリング
  • 日本の原風景が蘇る大和言葉
  • 一途に、相手を想い続ける純粋な気持ち
  • ダブルミーニングによってほのめかされるイメージ

など。

どれも、その時代の「人々の価値観」や「文化」の表れ。

そのときの環境が生み出した、大切な歴史に感じます。

ただ、日常的に、ヘビロテで聞くときには、「どんな内容の歌詞なのか?」を気にかけることも大切だと思いました。

なぜなら、その「メッセージ」を、何度も繰り返し聞くことで、言葉のイメージが自分にインプットされていくからです。

アファメーションの言葉選びでは、“肯定的な内容にする” が基本であるように、潜在意識は、入ってきた言葉を、そのまま素直に受け取ります。

「絶対に『ドラえもん』を思い浮かべないで!」と言われても、すでに「ドラえもん」が頭に浮かんでしまうように、「言葉そのもの」に含まれている “イメージ ”が、勝手に映像化されてしまうのです。

繰り返しインプットされた言葉のイメージは、「ポジティブ」でも「ネガティブ」でも、すべて自分ゴトとして、潜在意識は受け取ります。

繰り返し聞くという点で、曲の歌詞も、アファメーションと同等の効果があるような気がします。

とくに、音楽のもつ「リズム」は、歌詞の言葉を「記憶させる力」が、強いです。

スーパーマーケットや、ドン・キホーテに行くと、店内BGMのお馴染みの歌が、しばらく頭から離れなくなります。

「九九の歌」にいたっては、単なる数字の羅列でさえも覚えさせてくれました。

それくらい、「リズム」と「繰り返して聞く」の、相乗効果は強力です。

「よく聞いていた曲」からも、歌詞に込められているイメージの影響を、無意識に受けてきたんだろうなと思いました。

この音楽の力によって、わたしの中に今でも深く刻み込まれている「軸となる考え方」や「前向きにしてくれる言葉」がたくさんあったことを、今しみじみと振り返っています。