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「あらかじめ決めたこと」だけをする日をつくる

欲に流されているなぁと感じたとき、たまに行うマイゲームがあります。

それは、“ 「あらかじめ決めておいたことだけ」をする日をつくる ” です。

大切なのは、ひとつだけ。

あらかじめ決めたこと以外に、流されないこと ” です。

例えば、

  1. この日は、朝〇〇時の電車に乗って、ケーキ屋さんへ行って、バームクーヘンを買う。
  2. そのあとは、スーパーへ行って、野菜とお肉を買って、〇〇時の電車に乗って帰ってくる。

と、あらかじめ決めたとします。

いざ、実行してみると、途中に誘惑がたくさんあります。

たまたまその日は、人気シュークリームが今日だけ半額!

なんて、ラッキーなの!?

でも、決めたもの以外買わないというルールなので、買えません。

ここで、自問自答が始まります。

あくま
あくま

ひとつくらい、ルールを破ってもいいんじゃない?

今日だけ半額だよ?

てんし
てんし

「買わないと損」だから、食べたい気になっただけじゃない?

もし、半額じゃなかったら、食べたいとは思わなかったはず。

あくま
あくま

でも、シュークリーム好きだよね?

食べたいに決まってるじゃん!

てんし
てんし

うん。でも今の気持ちは、シュークリームが食べたいというよりも、買わないと損という「欲」を満たしたいだけじゃない?だって、さっきまでシュークリームの「シュ」の字も頭に浮かんでなかったよね?

あくま
あくま

買わずに後悔しても知らないからね。

天使と悪魔の会話を眺めながら、店内をぐるりと回り、あらかじめ決めていたバームクーヘンだけを買いました。

他にも、おいしそうなクッキーや、マフィンを見る度に、食べたい気持ちが湧いてきます。

でも、あらかじめ決めていたもの以外は、買わないルール。

どうしても買いたい商品があった場合も、別の日にあらためます。

つまり、別の日に、また「あらかじめ決めてから買う」ならOKということにしています。

悪魔の言ってたように、「半額シュークリームを買わないと後悔するんじゃ・・・」と後ろ髪を引かれる思いでお店をあとにしました。

ところが、家にたどり着いてみると、別に後悔しませんでした。

天使の言ってたとおりだったのです。

そもそも、シュークリームを食べる気はなかったのに、半額という刺激に流されて、シュークリームに意識が集中して、食べたいと思い込んでいただけでした。

もし、マイルールを適用していなかったら、迷わず半額シュークリームを買っています。

そして、家に帰って後悔していました。

なぜなら、この「刺激に流されて買う」は、この半額シュークリームだけの問題ではなく、あらゆる場面で作用するからです。

他にもたくさん買い込んで、帰ってきているということです。

「あの場面で、半額シュークリームを買う」ということは、スーパーでも同じ基準が採用されて、カゴに入れていくからです。

あの瞬間だけ、半額で得したように思えても、この癖が積もり積もって、結局トータルで大きな支出になっていては意味がありません。

さらに、自己コントロール感が効いていないという、無力感にも陥りやすくなってしまいます。

そこで、自制心の感覚を思い出すためのマイゲーム。

自己コントロール感を取り戻すためにも、あえて「あらかじめ決めたものだけを買う日」をつくって、自分の感覚を調整します。

一度やってみると、もともと決めていたことだけをするという感覚は、一日の終わりの充実感が違うことが分かりました。

この自制心の感覚は、定期的に調整することで、いろんなところで欲のコントロールがしやすくなります。

それは、「自分にもできるんだ!」という、自己肯定感が高まるからです。

この自分が決めたことをできているという自信が、心のゆとりにもつながります。

ポイントは、完璧主義にならないことです。

毎日すると大変なので、「なんか刺激に流されてる日々が続いてるなぁ」と感じた時に、ゲームとして楽しみながら行っています。