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モチベーションに頼らない「仕組みづくり」に全力を注ぐ

あんなにやる気満々だったのに、“ あのやる気 ” はいったいどこに行ってしまったのか?

三日坊主になる理由は、「モチベーションだけ」で行動を継続させようとするからです。

モチベーションによって突き動かされる行動は、 ドーパミンやノルアドレナリンという「脳内物質の作用」です。

これらが分泌している間は、やる気がみなぎっているので、いとも簡単に行動に移せます。

ところが数日経つと、自分の感覚の変化に驚くほど、「やる気」が綺麗さっぱりと消えてしまうことがあります。

どこかへ行って消えてしまったのは、「やる気」ではなく、「脳内物質」です。

脳内物質は、ずっとは分泌しませんので、仕方ありません。

かと言って、このドーパミンやノルアドレナリンを、自力で毎回、気合いとともに放出させるのは、強い意志力を要するので、難易度が高く大変です。

この大変さが、「面倒くさい」という気持ちを起こさせるからです。

そこで、『継続』という “ 自動操縦の仕組み ” をつくることに意識を向けるのです。

ダイエットでも、ジム通いでも、片づけでも、禁煙でも、受験勉強でも、「継続できる仕組み」を作れるかどうか。

これらは、たった一日だけ行動できても意味がありません。

何日も、何年も、同じように行動が継続してこそ、結果に影響を与えます。

ですので、「行動すること」に意識を向けるというよりも、「自分にとって、継続できる仕組みになっているかどうか」に意識を向けます。

“ 意識の矛先 ” を変えるのです。

この仕組みづくりに「モチベーション」を利用します。

ドーパミンやノルアドレナリンが出て、やる気にみなぎっている間にすべきことこそ、「仕組みづくり」です。

この仕組みづくりさえできていれば、数日後に、ドーパミンやノルアドレナリンが分泌されなくなって、行動の意欲が湧かなくても、自動操縦で継続していきます。

それが、21日以上続いたときに、気づいたら「習慣」となっています。

その日だけすればいいような単発の行動なら、モチベーションを使って行動すれば済みますが、「何日でも何年でも継続させたい行動」に、いずれ消えてしまうことが分かっているモチベーションに頼っていては続きません。

せっかくのモチベーションは、「行動を起こすとき」に使うというよりは、「仕組みを作るとき」に使って、むしろ、行動は自動操縦に任せていくのです。

モチベーションが湧いているうちに、その行動が「継続する仕組みづくり」に、知恵と工夫を総動員して、全力を注ぐ

なぜなら、たとえ「やる気」がどこかへ行ってしまっても、なるべく楽な気持ちのまま、行動が続いていってほしいからです。