日常の習慣は、学校では教わりません。
「正しい尿の拭き方」を知ったときも、目から鱗でしたが、「うがい」にも効果的なやり方がありました。
それが、“ しっかりめに ”ぶくぶくうがいをするということです。
本気で、ぶくぶくうがいをするのです。
大きなメリットは、2つです。
まず、口の中の細菌の数が減ります。
しっかりぶくぶくすることで、歯や 口の中の粘膜に、勢いよく水がぶつかり、細菌や埃を洗い流すからです。
2つめは、顔の筋肉が鍛えられること。
口・舌・頬・顎など、顔全体の筋肉を使わないと、“ 水圧をかけた ” ぶくぶくうがいができないからです。
顔の筋肉が鍛えられるので、
- たるみ防止
- 小顔効果
- ほうれい線予防
- 二重あごをすっきりさせる
など、美容にもいいそうです。
また、舌の筋肉が鍛えられるので、活舌が良くなったり、誤嚥防止にも。
いざ、自分のうがいを意識してみると、「ぶくぶく」どころか、軽いクチュクチュを数回繰り返しているだけだと気づきました。
さっそく、「しっかりぶくぶくうがい」を実践!
- 右の頬に 水をぶつけるように、勢いよく20秒ぶくぶく
- 左の頬に 水をぶつけるように、勢いよく20秒ぶくぶく
- 上唇の裏に 水をぶつけるように、勢いよく20秒ぶくぶく
- 下唇の裏に 水をぶつけるように、勢いよく20秒ぶくぶく
やってみると、口周りの筋肉がすごく疲れました。
今まで、口周りの筋肉をあまり使ってなかったんだと実感・・・。
「しっかりぶくぶくうがい」は、いつもの歯磨きの後のうがいのやり方を変えるだけなので、習慣化するのは簡単でした。
いつものうがいを、“ しっかりめに ” 変えるだけだから。
“ ついで ” を使った習慣化は一番取り入れやすいです。
すでに毎日している行動に対して、オプションを付けるような感覚で気軽にできるからです。
“ 筋肉は、一日にしてならず ”
たった一日だけしても意味がありません。
日々、鍛えていく必要があります。
驚いたのは、口の周りの筋肉が衰えると、唇を閉じる力も弱くなるということ。
唇を閉じる力が弱くなると、うがい中に水が垂れてきたり、口がポカンと開いて口呼吸につながる危険性があります。
食べる時は、よく噛んで、咀嚼の筋肉を鍛える。
食べたあとも、しっかり「ぶくぶくうがい」をして、口周りの筋肉を鍛える。
毎日できる、新たな筋トレ習慣です。
“ しっかりめの ” ぶくぶくうがいのやり方は、こちらの、歯科衛生士の中村春菜さんの「ぶくぶくうがいエクササイズ」の動画を参考にさせていただきました。