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速音読で、頭の回転を速くする!ワーキングメモリも鍛えられる速音読のすごい効果

速音読をするだけで、頭がよくなると聞いたことはありませんか?

速音読とは、齋藤孝先生が提唱する音読法で、文字を「声」に出して読むときに、できるだけ「速い」スピードで読みすすめていくのです。

声に出して速く読むことで、どんな効果があるのでしょうか?

速音読にはどんな効果がある?

頭の回転が速くなる

「速音読」をすることで、頭の回転速度が上がり、の働きがよくなるので頭がはっきりします。

速いリズムで読むということは、脳は、「声に出している今の言葉」の「少し先の言葉」を見てイントネーションなどを考えています。

つまり、「口」で文章を声に出している時には、「目」は少し先にある言葉を見ていて、「頭」ではストーリーをイメージするという3つの作業を同時に行っているのです。

この時に、頭はフル回転しています。

これは、単純なことのようで、ものすごく複雑なことが自然とできるようになっているのです。

脳のワーキングメモリを使うので記憶力があがる

速く読もうとすると、「口」で声に出している瞬間には、「目」は次に読む文字を見ている必要があります。

つまり、速音読をしている間は、先に書いてある文字を「脳」短期的に記憶しながら声に出していくというサイクル高速で繰り返しているのです。

短期的な記憶をする時に使うのが、脳の前頭前野が担っているワーキングメモリという能力です。

ワーキングメモリとは、

情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。作業記憶、作動記憶とも呼ばれる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

速く読むためには、次に読む文字を脳が短期記憶をする必要があるので、ワーキングメモリが鍛えられて、記憶力の向上につながります。

さらに、英文を速音読することで、英語の学習も兼ねるので効率的です。

滑舌がよくなる

「速音読」は毎日続けると、口が速く回るようになり、頭で別のことを考えながらでも口と目は動き、読み続けることができるようになります。

たとえば、こどもたちに本を音読してもらうと、最初はひとつずつ字を指でたどって少しずつ読んでいきます。

ところが、速音読の訓練を続けていくとすらすら読めるようになり、日本語力がみるみる上達するそうです。

「速音読」の訓練で、読むことに必要な音のリズム言葉の力も身についていきます。

認知機能が鍛えられる

頭の回転を速い状態にするのに年齢は関係ありません。

80代90代の方にも効果があるそうです。

「速音読」を毎日の習慣にすることで、脳がつくり替えられていくのです。

まとめ

速音読の未知なる効果は計り知れません。

声に出して速く読むだけで、は鍛えられます。

速く正確に読むことで語彙力が上がります。

使えるボキャブラリーが増えるので、その場に適した言葉が自然と出てくるようになります。

ただ速く読んでいるだけなのに、自然と日本語の「使える力」が身につくのです。

間違えても気にせずに声に出して読み進めて、それを繰り返していくうちに、しだいに速く読めるようになります。

なにより、続けることが一番大事です。

脳を健康に保つためにも、速音読を毎日の習慣に取り入れてみませんか。