呼吸は、食事よりも重要だと言われています。
何も対策をしないと、年齢を重ねるたびに、呼吸機能は衰えていきます。
呼吸をするには、呼吸筋という筋肉を使うからです。
筋肉は、日頃から鍛えておかないと、加齢とともに衰えます。
胸の呼吸筋が衰えると、肺を広げたり縮めたりする力が弱まります。
すると、呼吸する機能が落ちていき、肺の中の「残気量」が増えるそうです。
残気量とは、息を吐いたあとに肺の中に残っている空気の量です。
残気量が増えることによって、うまく呼吸ができずに、息のしづらさ、息苦しさにつながっていくようです。
呼吸は、単に空気を出し入れするだけのように思えますが、その仕方によって体調に大きな差が出ます。
なぜなら、呼吸は酸素を取り入れたり二酸化炭素を出すだけでなく、自律神経システムのコントロールも司っているからです。
多くの体調不良は、自律神経の乱れから起こります。
その自律神経のバランスを保つためにも、呼吸は重要です。
では、呼吸の機能を衰えさせないためには、どうすればいいのか?
それには、呼吸筋のストレッチが有効だそうです。
意識的に呼吸筋を鍛えていくのです。
東京有明医療大学の本間生夫氏によるこちらの動画が分かりやすくて参考になりました。
この呼吸筋のストレッチを行うことで、筋肉にしなやさかが戻り、ゆったりといい呼吸ができるようになるそうです。
私は、朝ごはんの前に必ずこのストレッチをするようにしています。
ナレーションのリズムに合わせて呼吸筋を伸ばし、ゆっくりと息の出し入れをしていると、気分もゆったりとしてきて、とても気持ちよく感じます。
これを毎日続けていたところ、呼吸が楽になりました。
そして、それまで悩んでいた息を吸っているのに吸えていないような息苦しさが、軽減していっているのを感じています。