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すべては『血行』から。頭から足先まで常に大循環させる生活を心がける

体を構成するすべての土台は「血行」

血行不良」は様々な体調不良や病気を引き起こしてしまう「万病の元」です。

血の巡りを良好な状態に保つことが、良い体調で毎日を過ごすためには不可欠です。

体全体を巡るための血管は全部つなげると約10万㎞あり、地球2周半くらいの長さだといわれています。

血液は、その血管を通って、頭から足先までの全身を巡りながら、酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を回収してきます。

それなのに、血行が悪いというのは、体の隅々まで酸素や栄養が届かないだけでなく、体に老廃物がどんどん溜まっていっているということです。

その結果、

  • 長時間同じ姿勢を続けてしまうことで、老廃物が蓄積することによる肩こり
  • 酸素や栄養が行き渡らないことで、新陳代謝が低下することによる肌トラブル
  • 長時間の視点の固定で、筋肉が凝り固まることによる疲れ目
  • 末端まで血液が十分に行き渡らないことによる冷え
  • 余分な水分や老廃物が流れずに溜まってしまうことによるむくみ
  • 動脈硬化を原因とする心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患

などにつながってしまうのです。

「筋肉を動かす」ことで、血液は体内の隅々まで循環する

血行不良になる大きな原因として、運動不足があげられます。

体を動かさずにいると、年を重ねるにつれて、筋肉はどんどん硬くなっていきます。

それにより、体の柔軟性が低下したり、素早い動きができなくなるだけでなく、動きづらくなったり、動かすと痛みがでたりしてますます動かさなくなるという悪循環となります。

さらに、筋肉が硬くなると、血管が圧迫されて血行も悪くなります

普段から、適度に体を動かすことは絶対に必要です。

  • 朝起きて白湯を飲んだら、ゆっくりと軽いストレッチをして、寝ている間に凝り固まった体の筋肉をほぐして血行を促す
  • できるだけ階段を使うようにする
  • 画面や本を見続けたあとは、遠くを見たり温めたりして眼の周りの筋肉の緊張をほぐす
  • ウォーキングなどのリズミカルな有酸素運動をする
  • しばらく座ったら、立ち上がって全身を伸ばしたり、座ったままでも足を前に伸ばしてふくらはぎの筋肉を動かす癖をつける
  • 足つぼマッサージで足裏の筋肉に溜まった老廃物を流す
  • 寝る前は、ゆったりとした静的ストレッチをして筋肉を緩める 

※息を止めずに、ゆっくり深い呼吸を意識しながら行う

など、1日のライフスタイルの中に、体を動かす習慣を少しずつ組み入れていくことで、常に血液が体中をスムーズに大循環しているような血の巡りの良い体にしていきます。

「湯船に浸かる」ことで血流改善

入浴すると、もちろん体が温まるので、全身の血行が良くなります。

もう一つの効果として、入浴することで、血管に適度な圧力がかかります。

その水圧効果によるポンプ作用の働きが、手足に溜まっていた血液やリンパ液を押し出して循環を促してくれるのです。

食生活の乱れも血流に影響する

緑黄色野菜を中心に、「まごわやさしい」を意識したバランスの良い食事をとるようにします。

特に、LDL(悪玉)コレステロール値を上げてしまうようなトランス脂肪酸を含むマーガリンやショートニングを使ったスナック菓子や脂身の多い肉類、揚げ物には注意しましょう。

また、

  • よく噛んで、ゆっくり食べる
  • 最初に野菜、海藻、キノコ類から食べる

など「血糖値を急激に上げない食べ方」にも気を配りましょう。

高血糖によって、血管の壁が傷ついてしまいコレステロールが血管内に蓄積すると、血管が狭くなって血流が悪くなってしまうからです。

水分不足は血液がドロドロになる

血液の約50%は水分なので、こまめに水分補給をすることは、サラサラな血液を維持するためには必須です。