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ネガティブ感情を溜め込まないコツ。視点をずらして、中和する

イヤなことが起こると、瞬時に、ネガティブな感情が湧いてきます。

「急いでるときに、なんでこんなことが起きるの!?」

「絶対こうした方がいいのに!」

「え!?電車が2時間遅れになっている!」

など。

人間は、無意識に外部環境に対して「こうなってほしい」という “ 期待 ” をしながら、動きます。

ところが、期待が外れて、思い通りにコトが進まないことは日常茶飯事。

そんなとき、間髪入れずに湧くネガティブ感情は、人間の本能なので、避けようがありません。

ただ、このネガティブ感情は、まるで重力のように、私たちの「意識を引き付けておく力」が、非常に強力

ネガティブ重力に、意識が捕まってしまうと、なかなか放してくれません。

問題なのは、ネガティブのちから(フォース)は、自制心に影響を及ぼすということです。

「自制心」とは、自分の欲望や感情を、コントロールする力。

ネガティブ思考のループにいると、視野も狭くなっているので、短期的な思考に陥りやすいのです。

衝動買いをしてしまったり、ついカッとなって強い口調になってしまったり。

冷静さを失いやすいので、誘惑に負けて目先の利益を優先してしまいがち。

心が落ち着いていて視野が広い状態の時は、我慢できることでも、焦りや不安で視野が狭くなっている状態だと、我慢がしづらくなるからです。

では、この負の感情がもつ「強い重力」を、弱めていくには、どうしたらいいのか?

それが、“ 新しい視点での解釈 ” です。

同じ出来事でも、少し視点を変えるだけで、ネガティブ感情が “ 中和 ” されていきます。

冒頭の例でいうと、

「急いでるときに、なんでこんなことが起きるの!?・・・けど、そのおかげで、学びになったことがあった」

「絶対こうした方がいいのに!・・・けど、そうした方がいい理由が何かあるのかもしれない。ちょっと考えてみよう」

「え!?電車が2時間遅れになっている!・・・けど、待ち時間に素敵なカフェを見つけて、ゆっくり珈琲を飲めたことで、いいアイデアを思いついた」

“ ・・・けど ” のあとに続く言葉を考え始めた瞬間が、ネガティブ重力が弱まった瞬間です。

つまり、ネガティブ思考のループの外へ、一歩足を踏み出した瞬間です。

人生で起きる出来事は、「塞翁が馬」。

「望み通り!」とか「望まない!」とかを、ジャッジしているのは自分が選択した解釈によるもの。

  • いつもと違うことが起きた時
  • 望まないことが起きた時

それは、視野を広げるチャンス!

そう思うようにしています。

たとえ、ネガティブ重力に引き寄せられて、捕まってしまったとしても、その都度、視点をずらして中和していく。

では、逆に望んでいる出来事が起きたときはどうするのか?

もちろん、感謝と謙虚さ

“ ありがとう ” と、“ おかげさま ” です。

好調な時こそ、“ 感謝する ” 。本当に、みんなのおかげ。森羅万象すべてのつながりのおかげ。

不調な時こそ、“ 誰のせいにもしない ” 。自分の行動に目を向けて、軌道修正していくだけ。

起きた出来事に対して、ネガティブな解釈になっているなと気づいたら、その都度、自分にとって “ 気分のいい解釈 ” に変換して、中庸を保つ。

そうやって、心を中和しながら、日々穏やかさを感じていたいです。