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あたりまえのことなんて一つもない。感謝は、気づく力。能動的な感謝は、訓練が必要

常に感謝ができていれば、今が素晴らしい状態にあると思えているので、現状に否定的になりません。

いつでも前を向いて、満ち足りた心を保てます。

感謝には、『受動的』な側面と、『能動的』な側面があります。

まず、受動的な感謝とは?

例えば、

  • 欲しいものが手に入った
  • 願いが叶った
  • 困った状況が解決した

は、自分の意思で感謝をするというよりは、ありがたいという気持ちが勝手に湧いてきます。

自分の感覚でも分かりやすく、意識しなくても自然とできているのが受動的な感謝です。

一方、能動的な感謝とは?

  • すでにあるもののおかげで困った状態にならないですんでいること
  • 自然の恵み
  • 日常生活を送れていること

は、感謝をしようと思わなければできません。

この場合の感謝は、自分が能動的に「気づく」必要があるので、想像力や観察力、俯瞰力を要します。

そして、それが習慣になっていないと、脳はすぐに慣れてしまって現状を普通であたりまえの状況だと認識してしまいます。

能動的な感謝は継続が難しく、一時的なものとなりやすいのです。

ですので、能動的な感謝の方は、訓練が必要です。

どんなことでも『常に感謝する』というプロセスを日頃から意識して日常生活を送ることが、自分はこんなにも助けられているんだという「気づき」へのきっかけになります。

  • いつもお茶を入れてくれる
  • 笑顔でいてくれる
  • 定期的にゴミを収集してくれる
  • 新鮮な食材を売ってくれる
  • 便利な商品を提供してくれる
  • おいしい空気を吸える
  • 綺麗な水を飲める
  • 気持ちのいい太陽の光
  • 夜でも女性一人で歩ける明るく安全な道

など、この世で生きている限りどんな些細なことであったとしても、何一つあたりまえのことはありません。

能動的に感謝をするのは、あたりまえになってしまっている日常から一歩引いて「すでにありがたい状況にあることに気づく」ためです。

そして、どんなに小さなことにも、あたりまえのことなんて一つもないということを常に心に留めておくことが大切です。

幸せに関しても、誰かや何かに依存して、幸せにしてもらうのではなく、すでに身近にある小さな幸せに自分が気づくことにあります。

感謝の気持ちが湧いているときには、同時に幸せも感じています。

感謝が増えれば増えるほど、ありがたい状況に『気づく力』が研ぎ澄まされていくので、幸福感に満たされていきます。