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本は『知恵』の泉で、『想像』の広がる宇宙で、『思考』の詰まっている宝箱

そして、著者の「経験」を疑似体験できる時空間への入り口です。

約100年という、期間限定で生きている私たち ” が、何千年もの膨大な時間をかけて先人たちが持ち寄った人類の叡智を、ほんの数時間で教えてもらえる夢の道具が、『本』なのです。

本を読むということは、普通に暮らしていたら絶対に会えないような世界的な著名人や、すでにこの世にはいない歴史的な偉人の講演を聞かせてもらっているようなものです。

『講演会』は、講師が自分の頭の中を「」にして伝えます。

『本』は、著者が自分の頭の中を「文字」にして伝えます。

つまり、「声」ではなく「文字」であるというだけで、“ 文字という言葉 ” を発して私たちの頭の中に語りかけてきているのです。

本を手に取って、表紙のタイトルと向かい合ったということは、著者が目の前に現れて、これから始まる講演会のテーマを私たちに伝えているところです。

表紙を開くと、著者と私の二人っきりの講演会はスタートします。

よくある講演会では、講師は一方的に話し続けるので私たちはじっと耳を澄まして聴くだけですが、本の講演会では、途中で疑問に思うことがあったり、アイデアを急に思いついたり、その部分についてじっくり考えたくなったら、頭に浮かんでくる「自分の心の声」の方に耳を澄まして聴いていきます。

もちろん、自分が納得できるまでゆっくり時間をかけてもいいのです。

その間、著者は語るのをストップしてくれて、私たちが話の続きを聞くための、心の準備ができるのを待っていてくれます。

そうして、本から溢れてくる「知恵」「想像」「思考」「経験」は、自分の中に溶け込んでゆきます。

自分のペースで、著者にサポートされながら「自分と対話できる」のが、『本』なのです。

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