現実にはありえないような、でもあったら楽しそうという「発想」が満載で、本との付き合い方に新しい視点を得られます。
そして、本という一つの観点から、ユーモラスなシチュエーションをこんなにも思いつけるのかと驚かされます。
この絵本は、書店に訪れる様々なお客さんが「〇〇の本ってあるかしら?」と書店のおじさんに尋ねるところから不思議の世界がスタートします。
なぜなら、おじさんはたいてい「ありますよ!」と奥から出してきて何冊か紹介してくれるんですが、どれもちょっと不思議な本たちなのです。
それらのついクスッと笑ってしまうような「ちょっとおかしな本たちの世界」を、ヨシタケシンスケさんのほのぼのとしたイラストで説明してくれる、大人でもクセになる絵本でした。
子供が読むような普通の絵本とは一風変わったヨシタケワールドの魅力がたっぷり詰まっています。
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